Google Analyticsで、自分のIPアドレスを計測から除外する方法を紹介します。はてなブログに限った話ではありませんので、はてなブログをやっていない方も参考にしてください。
言葉にすると「自分のIPを計測から除外する」と一言なのですが、なぜかこの設定がすごく難しいんです。いや、難しいと言うと語弊がありますね。無駄に面倒くさいんです。
多くの人がやりたい設定だと思うのですが、なんでこんなに手順が煩雑なんでしょう。システム上、こうするしかないんでしょうか?・・・という愚痴はこれくらいにしておきます。
さて、実際の設定方法ですが、①自分のIPを除外するフィルタを作成する、②作成したフィルタを有効にする、この2つの作業が必要になります。それぞれ順を追って説明いたします。手順が煩雑なだけで、何も難しいことはありません。
内部トラフィックを除外するフィルタを作成する
まず、アナリティクスの設定画面を開いてください。トップ画面左下の歯車マーク⚙です。
次に「データストリーム」に進みます。左側のナビゲーションにも「データストリーム」がありますが、どちらから進んでも同じです。
アナリティクスの基本的な設定を済ませていれば、データストリームが表示されているはずです。設定を行いたいサイトを選択してください。(画面ではストリーム(サイト)は1つしか登録していないので、1つしかありません。)
次に、なにやらごちゃごちゃした画面が表示されたと思いますが、一番下にある「Googleタグ」から「タグ設定を行う」を選んでください。
進んだ先の画面の「設定」で「もっと見る」を押してください。
表示された中に「内部トラフィックの定義」というのがあるので、それを選んでください。
過去にこの作業をしていなければ何も表示されていないと思うので「作成」に進みます。
ここで自分のIPアドレスを入力します。
- ルール名:「自分」など自由に入力
- traffic_typeの値:「internal」そのまま
- マッチタイプ:「次と等しい」を選択
- 値:除外したいIPアドレスの値を入力
(ご自身のIPアドレスは、CMANなどのサイトで簡単に調べられます)
入力が終わったら、画面右上の「作成」を押してください。(表記の話ですが、「作成」ではなく「保存」だったかもしれません…。)
これで、内部トラフィックの定義が完了しました。こんな感じでルールが一つ追加されたと思います。
まだ終わっていませんので、次に進んでください。もうちょっとで完了します。
作成したフィルタを有効にする
あとは作ったフィルタを有効にするだけです。こっちはそんなに面倒ではないので、さっさとやってしまいましょう。
「データフィルタ」に進んでください。画面の右側にも表示があると思いますが、どちらでもいいです。
進むとこんな画面が表示されますので「︙」から「フィルタを有効にする」を選んでください。
ちなみに「︙」ではなく「>」を押すと下のような画面が表示され、先ほど設定したパラメータ値が確認できます。(デフォルトで入力されている値は、変更しないでください)
なお、この画面からフィルタを有効にすることもできます。
余談を挟みましたが「︙」から「フィルタを有効にする」を選ぶと、下の表示が出ます。「破壊的」とか怖そうなことが書いていますが、気にせず有効にしてください。(「テストした場合にのみ~」とありますが、私はこの設定に関して事前にテストをしたことは一度もありません…。)
これで、自分のIPアドレスが計測されなくなったはずです。(除外されていなければどこか間違っていると思うので、確認してみてください。)
以上が、Google Analyticsで自分のIPアドレスを計測しないようにする方法でした。もっと簡単にならないものか…と常々思っていますが、おそらくずっとこのままだと思うので、ちょっと面倒ですがこのページを参考にみなさんもやってみてください。