今回は「基本的なライティング技術」と題して、読みやすい文章の書き方などを紹介します。
ブログにおいては、文学的に優れた表現方法などは一切必要ありません。わかりやすい・読みやすい文章を書くことがすべてです。
どれだけいいコンテンツを作っても、文章がわかりづらい・読みづらいとなると、せっかく来てくれた訪問者が去ってしまいます。
文章を書くことに自信がないという方は、参考にしてみてください。
必ず推敲する
いきなり「書くこと」とは違いますが、自分が書いた文章を読み返すクセをつけてください。誤植がないかを見つけることも重要ですが、誰にでも伝わるわかりやすい文章になっているかを確認することはもっと重要です。
書いた人が読みづらいと思う文章を、他人が読んで読みやすいと思うわけがありません。書いた文章を必ず読み返し、わかりづらいと思う部分を修正してから記事を公開しましょう。
一つの文章を長くしない
ここからは文章の話です。
一番最初に伝えたいことは、一つの文章を長くしないということです。目安としては、長くても1文は1行半くらい、だいたい50~60文字です。
「、」が多い文章は、長ったらしくて内容が頭に入ってきません。一つの文章に「、」は多くても3つまでが限度だと思います。(何かを羅列する場合は除く)
文章が長いなと思ったら、途中で区切って2つの文にしましょう。間違いなくそのほうが伝わりやすい文章になります。
この記事もそうですが、私の文章を読んでみてください。もちろん例外はありますが、ほとんどの1文はそれくらいの長さです。
漢字を多用しすぎない
意外とやってしまいがちですが、漢字が多くなることは避けましょう。断定的な数値はありませんが、読みやすい文章における漢字の割合は2~4割程度と言われています。
もちろん全部ひらがなは論外ですが、漢字の多すぎも読みづらく感じます。
勿論全部平仮名は論外ですが、漢字の多過ぎも読み辛く感じます。
上の文章をできる限り漢字にしてみましたが、どうでしょうか。私は断然最初の文章が読みやすいです。漢字にしなくても違和感がない(むしろ漢字のほうが違和感がある)ものは、全部ひらがなにしてみてください。
ブロック(段落)ごとに改行を入れる
文章の長さにもよりますが、2つか3つの文章を1ブロックと考えて、都度改行しましょう。基本的にこのブログはそうしています。(好みの問題ではありますが、それくらいで区切ったほうが、リズムよく読んでもらえると思っています。)
ブロック内での改行については、多いと各文章が終わるたびに目線を先頭に戻さなければならないので、極力しないほうがいいと思います。
さっき書いたように1文1.5行を目安にしているので、はてなブログの「編集 見たまま」でいうと3行で1ブロックになります。
ただし、必要以上に改行をしないでください。設定にもよりますが1行あれば充分です。
昔ブログが流行った時に、画面いっぱいいっぱいに空白を入れる記事をよく目にしましたが、見づらいだけです。無駄にスクロールする必要があり、ユーザーにまったく親切ではありません。やめたほうがいいと思いますよ。
文字の装飾は最小限
ブログを始めたばかりの人がついやってしまうのが、文字の過剰な装飾です。伝えたいと思うことがたくさんあって、気づいたら太字ばかり…なんて経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
伝えたいことがたくさんあるのはいいことなんですが、その中でも特に何を言いたいのかを考えなければ、読み手に意図が伝わりません。
一度に色々伝えようとしても、こちらが思っているほど相手は理解してくれません。なので、一番伝えたいことを厳選して、そこだけ目立たせてください。
私は、太字・赤太字・下線・マーカー、まれに取り消し線くらいしか使いません。部分的にフォントを大きくするなどもしますが、やりすぎは禁物です。自分の中で文字装飾のルールを設定し、何を目立たせたいのかを明確にした上でやってください。
適度に画像・イラストを挿入する
これはライティングではなく、ブログの話ですが、適度に画像やイラストを入れましょう。この記事でも少しだけ画像を入れましたが、ちょっとでも文章を読まない時間があると、気持ちが緩んでさらに読み進めようと思ってもらえます。
読み手が(無意識に)緩急を感じられるようにしましょう。文字ばっかりだとひたすら読まなければならず、疲れてしまいます。文章を読むことが嫌いな人なら、そこで離脱してしまうかもしれません。
これも推敲してみると実感できると思います。文章が続くなと思ったら、文章以外のものを入れてみましょう。図やグラフの説明を入れるなども効果的かもしれません。
以上、普段私が文章を書くときに注意していることをまとめてみました。参考になりましたか?
ここに書いた内容がすべてではありません。常にどんな文章が読みやすいか、読んでもらいやすいかを考え、ライティング技術を高めていってください。